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保育室は『第2のおうち』…縦割り保育

先生は「お母さん」、園児たちは「兄弟姉妹」 保育室は「おうち」にいるようなあたたかい環境です。
年長さんが年少さんの手を引いてお世話している姿を見て、その優しさが次々と子どもたちに引き継がれていきます。

種まき・苗植えから収穫までを経験

園内にある「こびとの農園」は、無農薬有機農園。
種まき・苗植えから収穫や種を取るところまで 野菜がどのように成長して、お昼ごはんやおやつになっていくかの過程を経験することにより、自然の恵みに感謝する気持ちを育みます。

子どもの身体を第一に考えた昼ごはん

農園で子どもたちも一緒に育て収穫した野菜を中心に、水、出汁、調味料などにも体に良いものを使用し、温かいお昼ごはんを作っています。

乳幼児期は、心身ともに著しく育つ時期です。
心にも身体にも優しいごはんを毎日食べる事ですくすくと育ちます。

一日の過ごし方

一日の流れは毎日同じリズムで流れます。
毎日のリズムが同じであることで、子どもは安心し心地良さを感じ、思う存分、頭や身体を使い遊ぶ事が出来るのです。

真剣に遊んだ子どもは、真剣に世の中の事を考える大人に育ちます。

豊かな自然と触れ合う環境

園庭、そして奥に続く山の斜面にも登ることができ、全身を使いながら自然の中でおままごと、キャンプごっこ等、遊びが広がります。
子どもは自分自身で木の実や種を集め、自然の植物や虫と触れ合います。
日々移りゆく季節を心身で直に感じて感性を育んでいきます。

教育ノート

家庭と園をつなぐノート、入園した日から卒園までの成長記録となります。
単なる連絡事項のやり取りではなく、子どもたちが日々成長していく姿が担任の先生との交流の中で綴られていきます。

我が子が結婚する時や、親になった時に成長の証としてプレゼントされる方もみえます。

お話しの時間

毎日同じ時間に先生が同じお話しをします。
そして先生手作りの人形を使ってテーブル劇を見る時間を経て、子どもが身体で表現する劇遊びへと発展していきます。

メルヘンは「心のミルク」と言われていますが、想像力を膨らませ、読み取る中で、登場人物の気持ち、物事の善悪や人としてあるべき姿を学びます。又、集中して聴く力も養います。

芸術活動

ドイツから取り寄せている安全な教材を使って活動します。
赤・黄・青の三原色の水彩液を使ってお絵描き。
みつばちの巣の蜜ろうを使ったクレヨンは光沢があり、子どもが誤って口にしても無害なもの、同様の素材で作られた蜜ろう粘土は、手の温もりで自然の香りを漂わせてくれます。

決まった物を描いたり創ったりするのではなく、子ども1人1人の心に湧きあがるものを自由に表現する事で集中力や探求心、そして芸術の力が育まれます。

仲良しタイム

月1回のおやつ作り。
園に隣接する農園で、こどもたちがお世話をして収穫した作物を使います。

小麦であれば、種まき・麦踏み・草取り・収穫・脱穀を体験し、その後麦の粒を手動の粉挽き機で挽き、クッキーの材料にします。
仲良しタイムの日には、エプロン姿の小さなパティシエが粉ふるいをすると「わぁ~!雪が降ってる」と歓声も・・
1人1人コネコネと思い思いのクッキーを作り、お部屋中が香ばしい香りに満たされます。

こうして五感(触覚・嗅覚・視覚・聴覚・味覚)すべてをフル回転し、体験する中で食物への畏敬の念を育みます。

午前中は保育室でおやつを作り、午後は全園児でお店屋さんごっごをして遊びます。

お誕生日会

『生まれてくれてありがとう』
子どもがこの世に生まれた最も記念すべき、そして感謝する日。
1人1人のお誕生日会を家族の方とクラスの皆でお祝いします。
自分がどんなに望まれてこの世に産まれてきたか。どんなに愛されているかを確認する日でもあります。
保護者の方に産まれる前からを振り返って頂き、0歳の時・1歳の時・・・と、1年1年のお話しをして頂きます。
そのお話しを神妙に聞く子どもたち。

命の尊さを学ぶと同時に、私が私であっていい。そのままの自分で良い。という自己肯定感を高めます。

音楽

保育室内は先生の優しい歌声と美しい音に満ちています。
幼児期は聴覚が目覚ましく発達する時期です。この時期に母親や周りの大人の言葉を聴き真似て言葉を習得していきますが、機械の音ではなく生の声、しかも大きな声ではなく穏やかな空間や響きの中で、安心して聴き学ぶ環境を大事にしています。

ライヤー(キンダーハープ)・グロッケン(鉄琴)・フルート・クーゲル(鈴)は子どもたちの心に優しく響きます。
身体運動を音楽に合わせておこなうリトミック、季節ごとの自然事象や日常生活の事象を体で表現する輪舞も取り入れています。
年に3回音楽のプロの先生方による演奏会を催し、生の音楽に触れる機会を大切にしています。

保育室

ピンクの布屋根が拡がる保育室、子どもたちは押入れのような区切られた狭い空間を好んで遊びます。その小さな穏やかな空間の中で大人の真似をして料理を作ったり長い長いビー玉コースを作ったりしながら、創造力・想像力を膨らませます。

縦割り(異年齢合同)保育のため、お父さん・お母さん・お姉ちゃん・赤ちゃん等、役割が自然に決まり、ごっこ遊びも発展していきます。こうして協力したり、トラブルを解決していく中でやり通す「意志の力」や困難を乗り越える「生きる力」が育まれます。

自然・手作り遊具

自然素材の積み木、おままごとセット、先生たちの手作りで温かみのあるお人形や着替え、草木染めした布や毛糸で子ども達の遊びも広がります。

この素朴な素材が子どもたちの想像をかき立てると共に、手作りならではの温かさや質を感じ、物を大事にしたり、物事は時間をかけてじっくり仕上がるという事を肌で感じ学んでいきます。

0歳~20歳までのサポートシステム

「認定こども園だいち」で0歳から就学前までこの環境で見守らせて頂き、加えて、小学生では2年に一度の同窓会、DAYキャンプなどの行事や中・高生職場体験を行っています。
卒園児の保護者の会“ミントの会”では幼稚園のお昼ごはんを食べて頂いたり、学校生活についてお話しをする中で保護者の方も自信をもって卒園してからの生活を送ってもらえます。
また、20歳になった卒園児の皆さんが、幼稚園時代に埋めたタイムカプセルを開封しに、園に来てくれます。成人した子どもたちに会える私たち教師も胸が熱くなります。
幼児期に根っこの部分を育て花開き成長してゆく過程を保護者様と共に見守らせて頂きます。