実習生さんからのエピソード<その4>

おもちゃそのものに、形(作られた形でなく)がないことで、子ども達にはおもちゃが何にでも変化しています。砂場遊びの時に、ご飯を作ってもらい食べたことがありましたが、その時「おいしいよ。これは何の味だろう。」と聞くと「オレンジの味が入っているよ。あとね、虹の味もするよ。」と答えてくれました。私は、想像していた答えと違うものが返ってきて、私も虹という言葉にわくわくしていて、「他にも食べたいな。」と次のメニューを作ってほしいとお願いしていました。
もともとあるおもちゃで遊ぶと、「虹の味」は聞かれない言葉だと思いました。
自然のおもちゃで自然に触れながら遊んでいるうちに子どもの心の中で楽しい想像がされていくのだと思いました。

<教師より>
子どもの想像(ファンタジー)の世界は本当に広く果てしないですね。
この幼児期にその世界に浸って充分に遊んだ子は、やがて大人になって社会に出た時、その力を使って自らの仕事に生かし、豊かな人生を歩んでいくのでしょうね。
人工知能に負けない”人„らしい力をこの時期に育てていきたいですね。