兄弟姉妹の存在

お腹に初めての我が子が宿った時は嬉しくて
生まれた時も「生まてきてくれてありがとう」との気持ちが自然に溢れでたものです👶

そして、弟妹が生まれ、お兄ちゃん、お姉ちゃんの立場になる子も多くなります。

弟妹が生まれた時「赤ちゃんのことも大切だけど、お兄ちゃん、お姉ちゃんなった上の子にも心を配りましょう。」
と言われます。赤ちゃんの授乳、おむつ換えなどのお世話で忙しく、
どうしても上の子には「ちょっと待ってて!」「後でね。」「静かにしてね。」の言葉がつい出て
我慢させることも多くなりがちではないでしょうか❓

でも、上の子にすれば今まで自分だけを見てくれていた回りの大人の目が
急に赤ちゃんの方にいき、やり切れなくて寂しい気持ちになるものです。

「ねぇねぇお母さん(お父さん)あのさぁ~」と話しかけても
以前ならちゃんと目を見て「そうだね。」と話しを聞いてくれた大人が
「今、忙しいからちょっと待ってて。」と話しも聞いてくれなくなるのは
自分の存在が否定された気持ちにもなるのは間違いありません。

特に赤ちゃん👶の表情も段々豊かになり、ハイハイ、つかまり立ち、よちよち歩きと動けるようになると
その仕草が可愛くて、ついつい大人の目はそちらに向いてしまい、上の子の存在が薄れてしまいがちです。

面白くない上の子は嫉妬して下の子を叩いたり、押したりする様子も出てくるかもしれません。

その時に、上の子に「何でいじめるの?小さい子にそんなことしちゃダメでしょ!」と、
つい口をついて出てしまいがちですが、
いじめや、いたずらをするのは「私の方を見てよ!」「私はここにいるよ!」「寂しいの。」
という大人に対するサインです。 

叱りたい気持ちもあるでしょうが、そんな時は下の子が少しの間泣いていても
上の子を膝に乗せてギュッ♡と抱きしめてあげて下さい。

「あなたのこと大好き♡だよ。」の気持ちを全身で伝えて、
簡単なお手伝い、例えば「おむつを持ってきてね。」「お洋服持ってきてね。」などをお願いして
「ありがとう。嬉しいわ。」と誉めてあげると
自分の存在が認められたと子どもも嬉しい気持ちになるものです✨

兄弟姉妹けんかをしたり、下の子に意地悪をした時に
「何で仲良くしないの!」「もうお兄ちゃんでしょ!(お姉ちゃんでしょ!)」と叱るより
「仲良くしていてお父さん(お母さん)は嬉しいな♡」と伝える方が子どもには効果的。

お父さんお母さんが大好きな我が子達。
兄弟姉妹が仲良くすることで喜んでくれている様子を見ると嬉しいはず。
私たち大人も子どもに対して、兄弟姉妹を比べたり悪いところを話したりするのではなく
みんな大切な存在だよ との思いを伝えることが大切です✨