新聞のコラムより「誕生日のエピソード」
HAPPYMAIL 2026.9月号
今回は新聞のコラムから少し視点を変えた捉え方が素敵な出来事の紹介です。
それは誕生日のお祝いの仕方についての記事です。
誕生日のお祝いと言えば、プレゼントやケーキが主流ですが、投稿者の娘さんが小学生の時に考えられたのは『1日お姫様デー』です。
年に1度の誕生日は、寝坊しても、お勉強もお手伝いもしなくてもOK!ごはんもリクエストに応えて三食とも全て好きなものでOK!何でも我がままが通る日にされたそう。
案の定、娘さんは大喜び!プレゼントの品定めよりお姫様デーの計画に没頭する日々。
そして、念願の誕生日当日。
熱心に計画を立てた割には寝坊せず、三食ともにバランスの取れた食事。我がままを通すと言うよりはそれほど変わらぬ1日を過ごして、親の方は拍子抜け。
親からの提案なので、叱ることもないし、我がままし放題OKの日なのに、羽目を外す事もなく何となくもったいないと感じた大人とは裏腹に当の本人は大満足!
それとは反対に大人はと言うと気づきがあったそうです。
気になる事、例えばお手伝いを促すような言葉などはこの日は言わないと決めているので、グッと飲み込むと、あれ?話しかける言葉がないかも!?
親としては会話を毎日十分にしていたつもりだったのに、命令や注意の一方通行だったと分かったそうです。
この娘さんはもう成人されたそうですが、今振り返ると十分に会話を重ねて来られたか自信がないと、記事は締めくくられていました。
一般的に誕生日と言えば、ケーキにろうそくを灯して子どもが欲しいおもちゃをプレゼントしたり、行きたい所にお出かけするなど我が子の願いを叶えてあげることが多いものです。
でも、物ではなく、子ども自身が考えることがプレゼントになることも素敵ですよね。
毎日の生活の中で、私達大人は十分に会話していると思っていても、実はそうでもなかったかも!?と気付かされる、そんな1日が1年に1度あることは親子共に良いことかもしれませんね。
幼稚園のお誕生日会は、お家の方にも参加して頂き、各クラスのお友達と先生からお祝いしてもらいます。
白い布を付けたお誕生日のお友達の前に、手作りのみつろうろうそくを立て、1本ずつゆっくりと火を灯します。お腹の中にいる時から1歳、2歳と1つずつ大きくなっていく度に、ろうそくの火も1つずつ増え、そしてその歳の思い出が語られます。全てのろうそくが灯されると全員の優しい声でおたんじょうびの歌を歌います。
一般的なハッピーバースディ トゥ ユーの歌ではなく、我が子が自分達(両親)を選んで生まれてきてくれた、そして我が子の誕生に感謝する意味が含まれる静かで穏やかな歌で、聞いていても心がホッとします。
クラッカーを鳴らして、綺麗な風船などで飾り付けた部屋で誕生日ケーキに立てたろうそくをフーっと吹き消す、そんな華やかな雰囲気のお誕生日のお祝いも素敵ですが、心を込めて「おめでとう!生まれて来てくれてありがとう!」と伝えるだけでも、子どもにとっては特別で嬉しいものです。
1年に1度は必ず訪れる愛おしい我が子の誕生日。
生まれてきた時のこと、生まれてから今までのことなど思い出す素敵な1日であります様に…
